JHAT

■日本災害時透析医療協働支援チーム

JHAT(ジェイハット)とは、Japan Hemodialysis Assistance Team in disasterの頭文字をとった略称です。

神奈川工科大学に事務局(本部)が置かれているJHAT「日本災害時透析医療協働支援チーム」についてご紹介します。

JHATは透析医療に特化した医療(医療スタッフ)支援チームです。透析医療とは主に腎臓が正常に機能しなくなり「腎不全(末期腎臓病)」に至ってしまった病気に対して行われる治療の総称です。
腎臓は体の老廃物排泄や水分を排出する役割があります。その機能が果たせなくなると血液透析と言われる「血液を体外に導き出して人工的に老廃物と水分を取り除く治療」をおこないます。血液透析は、腎臓移植など根本的な治療が行われない限り週3回、1回4~5時間の治療を生涯続ける必要があり、その患者数は全国に約35万人いらっしゃいます。

近年、地震のみならず集中豪雨による水害やこれらに起因する大規模停電、長期の断水など、透析医療を脅かす災害が増えています。このような災害やライフラインの途絶があったとしても血液透析による治療を休むことはできず、どんなことをしても継続的に治療を続ける必要があります。

JHATは、日本透析医会など透析医療関連団体と連携して災害などの際に透析医療の継続的実施に必要な人的支援、物資支援を行っています。

詳細はJHAT公式サイトをご覧いただければ幸いです。

本サイトをご覧になった皆さん、ぜひ、災害時の医療支援にご理解ください。そして、SDGsが標榜する「誰一人取り残さない」健康と安全の一翼を担うJHATを応援してください。